掟に従え

インターセプター号に戻ったウィルとエリザベス。

エリザベスはまた海賊の船に乗ることに躊躇するが、知った顔があってきょとんとする。

ギブズ「ようこそミス・エリザベス」

エリザベス「…ギブズさん?」

幼少の頃に乗った船で英海軍士官だったギブズがいた。

この時代、貧しい船乗りはたいていが海賊との兼業をしていたのである。

ギブズの場合は完全に海賊になっているようであるが。

ギブズ「おいジャックはどうした?」

ウィル「待っても来なかった」

それはジャックを置いてきぼりにすることを意味する。

掟に従いインターセプター号は出港した。

 

 

 

 

洞窟内。

バルボッサ「どうやってあの島から抜け出してきた」

ジャック「あのちっぽけな島に俺を置き去りにしたとき、お前は大事なことを忘れてた」

バルボッサ「???」

ジャック「俺はキャプテン・ジャック・スパロウだ」

バルボッサ「・・ふ、ふははは。なるほどな。今後同じミスは繰り返すまい2度と。諸君覚えているか?キャプテン・ジャック・スパロウだ」

海賊「懐かしいぜ」

バルボッサ「殺せ」

 

 

 

 

四方八方から銃を突きつけられるジャックは不敵に笑う。

ジャック「あの女の血じゃだめだったろ」

その一言でバルボッサの顔色が変わった。

バルボッサ「銃を下ろせ!・・・誰の血が必要か知ってるな?」

ジャック「誰の血が必要か知ってる」

 

 

 

 

 

インターセプター号の船内で、バルボッサに斬られたエリザベスの手を手当てするウィル。

エリザベスは海賊のメダルをウィルに見せる。

ウィル「子供の頃に失くしたとばかり・・・どうして黙ってた?」

エリザベス「ごめんなさい。でもあなたが海賊だと思って・・・そんなの嫌だったの」

ウィル「!」

その場を立ち去るウィル。

やはりジャックの言葉は本当だった。

自分は海賊ブーツストラップ・ビル・ターナーの息子なのだ。

海賊の息子・・・

 

 

 

 

 

一方、口八丁でバルボッサを丸め込んだジャックはかつての愛船ブラックパールの船長室でリンゴをほおばっていた。

ジャックは船と引き換えに償いの血は誰の血なのかを教えるという。

海賊「船長、インターセプター号が見えました」

英国海軍が誇る最速船も、ブラックパールに比べれば遅い。

ジャックはインターセプター号に乗り込んでメダルを返すよう交渉してくると案を出す。

バルボッサ「変わらんなジャック。そういうやり方だから船を失ったんだ。人死んで動かなくなった方が探しやすい。牢に閉じ込めておけ」

ジャックはブラックパールの牢にぶち込まれてしまう。


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