疾風怒濤!!
strum und drang!!
――― ヘラクレア 「アポロニア 地下一階」

「なんでこうなるんだっ!!」
ホテル「アポロニア」の地下室でヴォルフ・シュナイダーは鉄格子をガンガン叩きながら力の限り怒鳴った。
「やかましいっ!!」
鍵の閉まった鉄格子扉の外側でソフィア・パンタブルグSS大尉はがつんと扉を蹴飛ばしながら言った。

「お前は自分の立場がわかってないようだな。あれだけの騒ぎを起した脱走兵がまともな扱いを受けられると思うなよ。たまたまお前がわたしの知り合いだったからこの程度で済んでいるのだ」
「これがこの程度かよ!それに俺は脱走なんてしてない!」
「なんだ。迷子か」
「迷子って言うなっ!俺は…俺は…!!!」
「あとで聞く。それまで大人しくしていろ」
ソフィアは鉄格子の間から水筒を渡した。
「ヴォルフ。今回の騒ぎで街中が酷いことになってるんだぞ。後始末のことを考えるとまったく頭が痛い……お前が代わってくれるというならここから出してやるが?」
「……ここで休ませてもらいます」
「そうしろ。Herr
doctor(!」
「医者(?」
「はいはい。ここにおるで」
ソフィアに「ドク」と呼ばれて返事をしたのは、ソフィアに顔も体型もよく似た長身の女性医師である。
金色の髪を背中に届くまで伸ばしており、ソフィアが男性的な雰囲気を持っているのに対して彼女はいかにも女性らしい印象を受ける。
わずかに浮かべた微笑を見れば大抵の男ならば朗らかになってしまうだろう。
だがヴォルフの反応は違った。
「―――て、ティルさんっ!?」
彼は「驚愕」という単語がピッタリのそんな表情を浮かべた。
「お久しぶりやね。ヴォルフちゃん。まさかこんな形で再開するとは思わなかったわ。なんやその顔。ウチに会ったのがそんなにショックなん?」
「いや、そういうワケでは…」
ヴォルフは適当に言葉を濁しながら水筒の水をごくりと飲んだ。
ティルはぽん、と手を叩き、
「あ、わかった。ソフィアちゃんを妊娠させたんやろ?」
「ぶっッ!!?? げほっ…!!げほっ!」
凄いことを口にする。
おかげでヴォルフはせっかく口にした水を吐き出してしまった。
「テ、テ、ティル!いきなり何を言い出すんだ!」
「冗談や。冗談。もうすぐ三十歳になるおばんがそんなことでいちいち過剰反応するなや」
「…わたしはその手の冗談が嫌いだ」
「あらあら。ソフィアちゃんったら外見は綺麗なのに、中身がつまらん女だもんやから男が近寄ってこんのよ」
「余計なお世話だ! それよりわたしはちょっと席を外す。その間にこいつの怪我を見てやれ」
ソフィアは鍵をティルに向かって投げ渡すと、握りこぶしのままズンズンと歩いていった。
「あーあ。いってもうた」
ティルは鍵を開けて牢の中に入った。
「そんじゃさっそく診察をはじめましょ。服脱いで」
ヴォルフは言われた通りシャツを脱いで傷口を見せる。
「ほぉほぉ。こりゃまた派手にやったねヴォルフちゃん」
「…先生(。その“ちゃん”ってのはやめてください」
「ええやん。知らん仲じゃないんやから。でもホンマ大きくなったわ」
「ぐっ・・・!し、染みるッ!」
「我慢我慢。ちゃんと消毒せんと化膿するでな」
ティルは消毒液で傷口を洗い、薬を塗って包帯を巻いていく。
「ヴォルフちゃん。彼女はできたか?」
「はは。いませんよそんなの」
「そっか。ならソフィアちゃんと付き合う気はないか?」
「―――はい?」
一体何を言ってるんだこの人は?という顔でティルを見るヴォルフ。
「まあ付き合えっちゅーのは冗談やけどな。あの娘、実は何週間か前に彼氏に捨てらられちゃったんよ。こんなところじゃ他に友だちもおらんしな。あれでかなり精神的に弱い部分があるんや」
「で、俺にどうしろと?」
「別に。ただ普通に話をしてやってや。なんでもええ。昔のことでも今のことでも。あの娘にはヴォルフちゃんみたいに心を許せる人間との会話が必要なんよ。妹が苦しんでるのを見るのは姉としても辛いんや。頼むで、力になってやってや」
「……」
「はい。上は御終いや。下も切ってるみたいやね。ズボンを脱いでや」
ヴォルフは言われた通りズボンを脱いだ。
キマイラに噛み付かれた右足をティルに見せる
「……ヴォルフちゃん。これ、どうしたんや」
「さっきのキマイラっていう化け物にやられたんですよ」
「もしかして蛇の尻尾にやられたんか?」
「そうです。それが何か…?」
「…こりゃやっかいなことになったで」
「???」
ティルは包帯を巻くとヴォルフにズボンを履くように指示した。
「ちょっと待っててや。ソフィアちゃんを呼んでくるから」
「ちょ、ちょっと…!何なんですか?はっきり言ってくださいよ」
ヴォルフはそう言ったが、ティルは何も答えてくれずそのまま行ってしまった。
「…えーと。俺は一応は牢屋に閉じ込められてるんだよな?」
鍵の開いたままの牢の中でヴォルフは自分の立場について独り言を呟いた。
――― ヘラクレア 「アポロニア 一階」
アポロニアは元はヘラクレア警察署の留置場だったが現在はホテルである。
と言っても、たまに来る外国人相手の寂しい宿屋であり、部屋もほとんど使われていない。
そんな一室にアルク・フェルナンデスは呼ばれていた。
座っている机の対面にはソフィアが座っている。
「名前はアルク・フェルナンデス。アメリカ人だ」
「…アルク君、テキサスの実業家でビショップ・フェルナンデスという名前を知っているか?」
「知ってるも何もそれはわたしの親父だ。それくらい調べがついているんだろ。で、それがどうかしたんだ?」
「君はお父上の仕事については何も知らんのか?」
「会社を経営してることは知ってる」
「いや、そうじゃない。君のお父上は我々のスポンサーなんだよ」
「親父が・・・っ!?」
「まあお父上一人ではないがな。それでも重大なスポンサーであることは違いない。米国にはナチスに好意的な企業や政治家・実業家が存在する。その一人だったというだけの話さ。もう十年以上前からずっと協力関係にある」
「親父がなぜナチスと……」
「なぜと言われても困るな。米国の世論は反ドイツに傾いているとはいえ、別に米国とは戦争状態にあるわけではないし、国内企業が海外企業と取引しているだけの話だ。何の問題がある?」
「……」
「ナチスはユダヤ人を虐殺している。そんな悪党と付き合うのは良心が許さない。そう思っているのかな?」
「別にそんなことは…」
「心配はいらん。君を収容所に送るなんて面倒なことはしない。わたしも米国の新聞を読んだことがある。酷い記事だ。まぁ当たっている面もあるが、あーいう記事を毎日読んでいれば米国人がドイツにどんな印象を抱いているかくらいは想像がつく」
「…」
「いずれにしろ我々にしてみれば君は重要なスポンサーのご子息に当たるわけだ。無碍にするわけにもいかん」
「だから牢屋から出してくれたのか…?」
「まあな。こちらにも死者が出たわけではないし、大人しく国に帰るならその手配をしよう」
「ルクスはどうなる?」
「君のガールフレンドも同じだ。我々が用があるのは彼女ではなく、彼女の父親だからな。ナオミ・フェルナンデスさえ逮捕できれば君らに用はない。ただ……」
「ただ?」
そのとき、どたん、と扉が開いた。
見張りの兵士をどかして白衣を着た女医がこちらにやってくる。
「あ。ソフィアちゃん、ここにいたんか?」
「……ちゃん付けするなティル。で、何の用だ」
「ヴォルフちゃんも同じや。あのルクスって娘と同じ『毒』に感染してる」
「……あのバカ。面倒ばかりかけやがって…」
「おいっ!なんだ毒って!ルクスがどうしたんだ!」
「落ち着けアルク君。…わかった。全部まとめて説明しよう。付いて来たまえ」
――― ヘラクレア 「アポロニア 地下一階 奥の部屋」

ヴォルフが閉じ込められていた牢屋のあるフロアの奥。
そこにはより危険な犯罪者を閉じ込めておくための専用室があった。
ここまでなら普通の留置所と大して変わらないが、廊下に張られた御札と電灯代わりの松明が東洋的なオカルト屋敷の印象を作っている。
「何ここ? 悪魔でも封じてるの?」
一緒に連れてこられたルクスが言った。
アルクの友人ということですでに縄も手錠もかけられていない。
「サンクリット文字の呪符だわ。ナチスが古代インドの文献から新型兵器を開発したって話はまんざら嘘じゃないみたいね…」
「なんだそれは?」
「それで2年前はポーランドに勝ったんでしょ?」
「……アメリカ人がドイツをどう思っているかわかったような気がする。これでは米国の世論が反ドイツに傾くわけだ」
「ねぇアルク。今のってバカにされてる?」
「君の考えは正しいと思うよ」
アルクは軽く答えた。
「これはチベット密教の魔力封じの結界だ。ナオミ・フェルナンデスに『幻想種』を召喚されてはかなわんからな」
先頭を歩くソフィアは後ろのルクスに背を向けたまま言った。
「姉さんも『幻想種』と戦ったのか?」
「ここでは大尉と呼べヴォルフ」
「じゃあ大尉。リューシーさんが召喚した『バハムート』を倒したんですか?」
「ああ。話に聞いていたのとはちょっと違ったが」
「違うっていうと?」
「わたしが聞いていたのは…まあいい。情報の間違いなどよくあることだ」
ソフィアは話を切り上げて牢屋のドアを開けた。
鉄格子で囲まれた部屋の中には意識を取り戻したリューシーの姿があった。
体を縄で縛られたまま椅子に座り、キョンシーのように額に御札(を貼られている。
「あのぉ、ソフィアさん。逃げないからせめてこの紙だけどかしてくれませんか?すごく邪魔なんですけど…」
「文句ならこれが一番効果的だと教えたラマ僧に言え」
ソフィアはそう言うと額の札をべりっと剥がした。
「痛…っ。ぅぅ、こういうの初めてなんだからもうちょっと優しくしてくださいよぉ…」
「よぉ。気がついたみたいだなリューシーさん」
「あ、ヴォルフさん!生きてたんですね!」
「調子はどうだ?」
「はぁ…正直、体がだるいです。このまま何もせずに寝ていたいほどに」
「俺だって寝たいぜ。君を助けるために酷い目にあった」
「ふふ。ルクスさんから聞きました。馬車から転がり落ちて死んだって聞かされてたから……よかった」
「…おい」
ジト目のヴォルフ。
ルクスは無言で視線を逸らして「知らねーよ」という顔をする。
「そー言えばあのヘクターっていう爺さんはどうしたんだ?」
「知らん。馬車がどこかの建物に突っ込んでバラバラになって、気付いたらもういなかった」
「で、お前らは逃げそこなったわけか」
「まあね」
「お話は終わりました?」
「ああ。すまなかったな話の腰を折って」
「いえいえ。ところで皆さん揃って何の用ですか?」
「ふむ。まず状況を説明しよう」
「手短に頼みますね」
リューシーが営業スマイルを浮かべて言った。
「ヴォルフとルクスはもうすぐ死ぬ」
「……」
「…!!!!!!!!」
ソフィアのぶっ飛んだ手短な説明に一同が驚愕する。
「キマイラの尻尾の蛇に噛まれたそうだ。ヴォルフは右足のふくらはぎを。ルクスは左手の上腕部を…」
「もって一週間やな」
診察をしたドクターが結果を報告した。
ティルの言葉にアルクはルクスの両肩を掴み、必死の形相で問い詰める。
「ルクス!ホントに噛まれたのか?いつ噛まれたんだ!?」
「あたし馬車でキマイラの竜の首にフードのところ噛まれて引っ張られたじゃない?あのときよ。大したことないからと思って黙ってたけど、実は蛇の尻尾に噛まれてるのよね。左手のここ」
服をめくって上腕部を見せるルクス。
たしかに噛まれたような痕と・・・その周囲が暗い紫色に染まっている。
「なんてことだ…」
アルクはがっくりとヒザを落とす。
あまりの落胆さにルクスはどっちが中毒者なのか一瞬わからなくなりそうになった。
「…やっかいなことになりましたね。それは『幻想種』の毒の症状です。普通の薬では治しようがない」
症状を見たリューシーは暗い表情を浮かべる。
「治らないとどうなるんだ…?」
「聞きたいか(ですか)?」
ソフィアとリューシーが同時にヴォルフの顔を見る。
「そりゃ、まぁ…」
「普通の毒と違って『幻想種』の毒は一般的に精神に作用する。肉体が滅びても精神は正常に働いたままだ」
「そして5日を過ぎたあたりから意識がはっきりしたまま激痛を味あうことになります」
「…聞かなきゃよかったぜ」
「まず高熱で立つことができなくなり、体中の体液が搾り出され、生きたままミイラとなり、それでも死ねない」
「体中から水分がなくなり、やがて体がボロボロと零れ落ちる。それでも死ねず、精神が完全に崩壊するまで苦痛を味わうことになるのです」
「もういい!それで対策はないのか!」
ヴォルフが大声を上げて二人の説明を中断させる。
「対策は二つや。キマイラの血清から解毒剤を作り、それを注射すること」
「だがキマイラはヴォルフがダイナマイトでふっ飛ばしてしまった。血清を手に入れることはもはや不可能だ」
「トドメを刺したのはあんたじゃ……」
「もう一つの対策は!?」
「あらゆる願いを叶えるという『ロンギヌスの槍』の魔力でキマイラの毒を完全に消し去ることだ」
「ろ、ロンギヌスの槍・・・?」
「そうだ。別名を「運命の槍(Spear
of Destiny)」、また「聖なる槍 ( holy lance」)とも言い、勇者ゲオリギウスがシネナの竜退治に使ったとも言われている神秘の力を持った槍・・・」
……

イエスのところに来てみると、すでに死んで折られたので、その足は折られなかった。
しかし、兵士のひとりが槍でイエスのわき腹を刺した。すると、すぐ血と水が流れ出た。
―――――― 『ヨハネによる福音書』第19章34節より
このときのローマの兵士がロンギヌス。
キリストの血によって盲目だった彼は視力を取り戻したという伝説がある。

そして三百年後、帝政ローマの時代・・・
リビアにシレナという国があり、その国は邪悪な竜に支配されていた。
ローマ軍最強の戦士ゲオルギウスは死闘の末にこの竜を倒し、槍を竜に刺してこれを封印したという…
……
「このとき勇者ゲオルギウスが使った槍が「ロンギヌスの槍」だという説がある。もしもシレナの竜が『幻想種』の一種だとしたら、これを倒したロンギヌスの槍もまた『幻想具』の一種の可能性はある」
「ちょっと待った大尉。あの槍は3年前にウィーンのホーフブルク宮からニュルンベルグに持ち運ばれたんじゃなかったのか?」
「ああ。よく知ってるな。その通り、ナチスはすでに槍を手に入れている」
「じゃあウィーンに行けばルクスは治るのか?」
「ここから一週間でウィーンに行くのは無理よ」
「なら取り寄せればいい。こっちからも向かっていけば距離は半分で済む」
「いや、ウィーンの槍ではダメだ」
「どうして?偽者だったの?」
「歴史的に本物か偽者かはさして問題はない。そもそも必要なのは古代人の遺品ではなく、槍に秘められた超パワーだ。したがって槍が本物だろうと、魔力がこめられていない槍はただの骨董品に過ぎないのだ。ホーフブルク宮に展示されていた槍を調べたが、ただの古い鉄の塊に過ぎなかった」
「…ではどうするんだ?槍がなければルクスは…」
「さて、どうすればいいのかなリューシアナッサ・アンピトリーテ? 友達を救うには君の協力が必要だ」
「……」
リューシーはため息をつくと、何かを決意したような顔をする。
「…わかりました。ヴォルフさんとルクスさんのためです。協力しましょう」
「リューシーさん…いいのか?」
「仕方ありません。もともとわたしのせいですから」
リューシーはいつものようにニッコリと笑った。
だが、ヴォルフにはいつもの笑顔の裏に何かの想いが秘められているような気がした。
作り物のような笑顔は何かを隠しているのでは、と感じるのだ。
だが何を隠しているのかはヴォルフには知る由もない。
「ではリューシーアナッサ」
「リューシーでいいですよソフィアさん」
「リューシー。まず何をすればいい?」
「そうですね。とりあえずこの縄を解いてくれるとありがたいです」
「そうだな。で、あとは?」
「シレナの遺跡は砂漠のど真ん中です。砂漠を2日間横断しなければいけません。ラクダと食糧を用意してもらえますか?」
「わかった。だが旅支度には丸一日かかる。出発は明後日だな」
ソフィアは腰の剣でリューシーの縄を切った。
「とりあえず今から君はわたしの部下ということになる」
「お好きなように」
「ついでにヴォルフ、ルクス、アルク。お前らもだ」
「え?俺も?」
「あたしも?」
「わたしもか?」
「嫌なら構わん。だがそのときは街を破壊した損害賠償を請求される。どうせ払えないだろうから、杭で縛りつけられて砂漠に置き去りにされる。無事に逃げられたとしても一週間以内に槍が手に入らなかったからお前らは死ぬわけだ」
「あたしらに選択肢はないってワケね…」
「話はまとまったな。では今日は以上で終わる。明日はオフだ。明後日の朝の出発まではゆっくり疲れを取れ」
「あの〜・・・疲れを取れと言われても、あたしらは泊まるところがないんですけど…」
「“ここ”があるだろう。鍵は開けて置くから自由に出入りして構わん。もちろん監視はつけさせてもらうがな。さて、わたしは仕事が残っているから上に行かせてもらうとしよう。ティル、あとは頼んだぞ」
ソフィアは一方的に決めるとさっさと部屋から出て行ってしまった。
「それじゃわたしたちも出ましょうか。ヴォルフさん」
「あ、ああ。だがいいのか?こんなに簡単に出しちまって」
「いいんじゃないんですか? とりあえず眠りたいです。わたしは家に帰りますけど、ヴォルフさんはどうします?」
「いくよ。君のことももっと知りたいし」
「まあ、わたしのことを知りたいだなんて…」
「いやわかってると思うけど。俺が知りたいのは君の能力とかのことで…」
「ごめんなさいヴォルフさん。わたしがあまりに可愛いすぎるのが悪いんですね。だからこんな目にあわせてしまって……ふふふ」
「………」
一人で脳内ファンタジーにトリップしてるリューシーを呆然と見守るヴォルフ。
あまりに電波な彼女の姿を見てやはりこの女の行動は「天然」なんだと深々に思うのだった。