疾風怒濤!!
strum und drang!!
〜メインキャラクター紹介〜

●ヴォルフ・フォン・シュナイダー CV:関智一

 物語の主人公。21歳。自称「プロイセンの騎士」だが別に貴族でもなんでもなかったりする(5代くらいさかのぼると貴族と離婚した女と結婚した男がいるらしい。ドイツではこれでも”フォン”が名乗れるため国中が貴族インフレになっている。韓国が金や李だらけなのと同じである)
 本人曰く「プロイセンの騎士というのは精神論」。単純・熱血・喧嘩早いと昔懐かしの特徴が揃った熱いキャラであるが、この手の熱血漢がギャグキャラにしかならないのとは寒い時代になったものだ(哀愁の目)。
 「こんなドイツ人いねぇよ」ということは百も承知であるが、とりあえずはドイツ国防軍の兵士である。幼少の頃に見たオペラの影響でゲルマン神話の英雄「ジークフリート」を崇拝しており、自分のスコップにジークフリート愛用の斬鉄剣「ノートゥング」の名前をつけている。フランス戦ではこのノートゥングで塹壕を掘るだけでなく、敵兵を叩き殺しており、どたんばで砂がつまってぶっ壊れたモーゼル小銃よりもよっぽど信用している。昔、ソフィアからもらったジクルト・ダガーをお守り代わりにブーツに仕込んでいる。飼っている犬の名前は「サウザー」。元サッカー部でポジションはFW。「ドイツをワールドカップで優勝させる」という夢を持っていたが、現実は厳しく世界に通用するような器ではなかった。戦後、1954年の第5回ワールドカップで、ドイツは見事に優勝を果たし、2004年現在までに優勝3回、準優勝4回(2002年WCでは準優勝)のサッカー王国である。
 最初は戦車兵という設定だったのに、今では擲弾兵てきだんへい(戦車に随伴する歩兵)になってしまった。北アフリカのごたごた後はソフィアの脅迫まがいのスカウトで無理矢理武装SSに入隊させられる。使用銃はワルサーP38。
スコップ技を用いた銃剣術の使い手。その起源は第一次大戦の東部戦線にあり、銃が凍って使えなくなるような極寒の環境で発達した武術である。基本は銃剣術であるが、銃剣術の流派というよりは東部戦線での白兵戦技術の総称であり、ヴォルフの技は祖父ゆずりの独特なものである。実戦で生まれた技ゆえに砂かけや目潰しなどのえげつない技も普通に取り入れられている。

疾風怒濤シュトゥルム・ウント・ドランク 全身のバネを利用した一撃必殺の突き技。別名「牙突零式」。技名の元ネタは18世紀のドイツの文学運動。
群狼戦法ヴォルフパック 無数の突きを繰り返す。技名の元ネタは複数のUボートによる輸送船攻撃戦法。
狼の巣ヴォルフシャンツェ 相手の攻撃を事前に潰す「先の先」のカウンター。相手の「武器」を直接狙う武器破壊技。技名の元ネタはヒトラーの大本営。

なまじ腕に自信があるためにリューシ―を助けることになるが、そのためにSSからお尋ねものとなり、紆余曲折の果てに、蘇った古代ユダヤ教の魔人「ゴーレム」と死闘を繰り広げることになる。golemゴーレムはヘブライ語で「胎児」を意味する言葉。主に土をこねて作られる。作る際には儀式を行い、最後に額にemeth(真理)と書かれた羊皮紙に人形に貼り付けることで完成する。壊す際には額に描かれたemethの「e」を消せばよいとされている。
「”E”の文字ったって、そんなもん見えないぞ!どこにあるって… !? いや、もう見えているとしたら・・・?」
最終決戦ではソフィアと共にバハムートの背に乗ってリヴァイアサンと空中戦を行う。

 北アフリカのごたごたの後は東部戦線に転戦し、Dデー以後は西部戦線へ。1944年12月の「アルデンヌ攻勢」で戦死(パイパーとは個人的な知り合いである)。享年24歳。…ということに書類上ではなっているが、そのままCIAのエージェントにスカウトされ、戦後は対ソ連スパイ活動に従事することになる。そのとき「ルドルフ・シュネデール」と名前を変える。「ルドルフ(Rudolf)」は「Ruhm(ルーム=名声)」+「Wolf(ヴォルフ=狼)」。つまり「名声高き狼」の意味の意味、シュネデールは「シュナイダー」のフランス語読み。
 女に優しいというよりは女に頭が上がらないタイプで、もっぱら三人娘のいい玩具である。きっと原作でも玩具にされるのだろう。ソフィアのことを「姉」のように慕っているが、恋愛対象ではなく、せいぜい「親密な友人」と思っている。ときより女性と意識することもあるが、当人同士がお互いに朴念仁なので今のところくっつく可能性は皆無である。
「――――君を助けた理由? 俺が「プロイセンの騎士プロシアン・リッター」だからだ」

 「ヴォルフ」という名前の元ネタはパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」に出てきた海軍大尉の名前。またヴォルフはヒトラーが好んで使った偽名でもある(ヌードのモデルを見に行ったり、夜の街に遊びに行く時にこの名前を名名乗ったそうである)。またヒトラーが20年間採用した女性秘書の名前もヨハナ・ヴォルフであり、SS中将もカール・ヴォルフという名前である。このようにヴォルフなんて名前のドイツ人は今も昔もたくさんおり、実はそれほど特に珍しい名前ではない。元ドイツ軍中佐でタイガー戦車の本を書いている作家にヴォルフガング・シュナイダーという人までいるのだから探せばヴォルフ・シュナイダーもいるだろう。よくよく考えてみればヴォルフガング(狼の闘い)とは凄い名前だね・・・。
 「シュナイダー」という苗字の元ネタは「キャプテン翼」に出てくるカール・ハインツ・シュナイダーである。ドイツでは「シュナイダー」は「ミュラー」に次ぐくらいポピュラーな苗字で、日本で言えば「田中」「鈴木」のようなものである。そういえばキャプテン翼のドイツのキーパーもミューラーだった。動詞schneiden(シュナイデン)は「切る」、名詞Schneider(シュナイダー)は「はさみ」の意で使う。ちなみに、カール・シュナイダーというSSは実在する(笑)
イラストのモデルは四季童子(フルメタのイラストレイター)の画集に出てくるモンスター・コレクション・ノベルのキャラ(名前は知らん)。

 

 

●ルクス・F・フランクリン CV:林原めぐみ

 この物語のヒロイン(のはず)ドイツ系ヤンキー。米国テキサス州生まれのカウボーイ(?)で、名前のFはミドルイニシャル。早撃ちや乗馬は並みの男では適わない腕前。基本的に美人なのに周囲からは女扱いされてない。本人も自分を女性と自覚しているのか怪しいもので、アルクのことを男性と意識したことは皆無である。物心つく前に母親と死別。クラークはテキサスの考古教授でオカルトの専門家。北アフリカの非戦闘地域で新たな遺跡が発見されたため父親は一年以上前からリビアへ出張中。リューシーはクラークの助手(というより現地のアルバイト)で、父の手紙に添付された写真にはリューシーもよく写っていたため、ルクスはリューシーの顔だけは知っている。(リューシーもルクスの顔は知っている)。

 ルクスは父クラークから送られた首飾り「クロス・オブ・ザ・ソウル(中央に鏡を埋め込んだ、巨大な中世スタイルのペンダント)」を大事にしている。この首飾りは実はリューシーがルクスに送りつけたものでペンダントの鏡は魔境(太陽光線を当てると反射光が文字や絵などを映し出す特別な仕組みの鏡)になっており、ここに邪竜リヴァイアサンの首の1つが眠っている場所が示されている。リューシ―がアドルフ・ベンゼンに狙われているのはこれが原因である。ローマの英雄ジュリアス・シーザーをはじめ、各年代のローマ皇帝はリヴァイアサンを封印する神殿を世界各地に作った。リビアのローマ遺跡にリヴァイアサンの封印されているのはそのためである。やがてローマがゲルマン人に滅ぼされると、リヴァイアサンの監視は法王庁ヴァチカンが引き継ぐことになり、これを実行しているのが武装神父隊であるが、近代以降の法王庁の権威急落から人手不足、資金不足に悩まされている。

 ある日、ルクスの元にリビアから電報が届き父親が行方不明になったことを知る。状況から誘拐の可能性が高いが、米国政府は動いてくれず、現地の警察も当てにならない。ルクスはアルクが危険だとして止めるのも無視して父親を探しにアフリカへ旅発つことになる。(御信用にガバメントとシングル・アクション・リボルバーの二丁拳銃を携帯)
リビアについたもの、行方不明の父親の手がかりであるリューシーがソフィアの部隊に捕まってしまったため、彼女を救い出そうとするのだが…。
ローマ遺跡の隠し武器庫ではウインチェスターM1897を選び、ネクロマンサー・アドルフ・ベンゼンが操る死霊兵『ブロッケン』を何体も吹き飛ばす。ゾンビの一種である『ブロッケン』は基本的に生き物ではないので急所が人間とはまったく異なる。呪術で動いているため身体の一部を破損しても問題ない。逆に言うと『ブロッケン』を倒すにはこの呪術の核となっている部分を魔術で無効にするか、物理的手段で吹き飛ばさねばならない。

 本来はヒロインであるはずのルクスだが補習授業ではもっぱら観客その1である。兵器オタで、財宝オタで、オカルトオタで、我がままで、短気で、暴れん坊で、喧嘩はやくて…とスレイヤーズのリナに近いイメージだったはずなのだが、ソフィアやリューシーが壊れ始めたために完全にパワー不足となってしまった。「ヴォルフの生き別れの妹」という設定があったのだが、もはや過去の話。実はルクスのイラストの髪の毛、目の色がヴォルフのそれと同じであることに何人の読者が気付いたであろうか?この設定は復活するかもしれないが今のところ未定。とにかくソフィアとリューシ―の漫才に対抗できる力を持たねば脇役に転落するのは時間の問題であろう。アイコンを描き直したので少しは出番が増えるかも・・・

イラストのモデルはアニメ版フルメタの整備員の姉ちゃん。神楽坂先生もちょっと入ってる。最近はセイバーも。
名前の元ネタは二号戦車ルックス(ドイツ語で山猫)と、映画「パトリオット」のメル・ギブソン版スティーブン・セガールのベンジャミン・マーチン(斧がカッコいい)・・・のモデルを調べてたら出てきた米国独立の英雄ベンジャミン・フランクリン。
 「パトリオット」の脚本家は「プライベート・ライアン」を描いたロバート・ロダットだけあって馬鹿らしいほどのアメリカ万歳映画であるが、主演のメル・ギブソンはオーストラリア人だし、監督のローランド・エメリッヒはドイツ人である。
ドイツ人がアメリカ人をどう思っているかがよくわかる映画であった。

 

 

 

 


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●アルク・フェルナンデス CV:緑川光

 ルクスの幼馴染で、熱心なカトリック教徒。小さい頃からルクスにホの字のフランス系ヤンキー。ルクスがその気持ちにまったく気付かないのはお約束である。山でキャンプするのが好きでサバイバルナイフのコレクションをしている。家は大農場の地主で金持ちのボンボン。アメリカのフェルナンデス家は分家であり、本家はフランスにある(アメリカ独立戦争に米国側で参戦したフランス将校が米国に移住したのがアルクの家系のはじまり)。フランスのフェルナンデス本家は表向きは誇り高き貴族の名門だが、汚い仕事を受け持つ裏の顔を持っていた。一方のアメリカのフェルナンデス家はナチスの反ユダヤ主義・反共産主義に共感し、水面下でナチスのスポンサーにもなっていた。この関係はドイツがアメリカに宣戦布告してもしばらくは続いていた。なお、アルク自身は北アフリカに行くまではそのことを知らない。裕福な家庭に育ったために小さい頃はよく虐められて孤独な毎日を送る。そんな生活を変えてくれたのがルクスだった。このときからアルクはルクスに一方的な感情を抱くこととなる、がその気持ちは現在でも一方通行である。マーシャル・アーツの達人で全身のバネを利用して放つ『旋風脚』が本人の得意技。左後ろ回し蹴りで高く飛び上がり、その勢いを利用した右の蹴りが相手の頭部を狙い打つ。あまりにトリッキー大技ゆえに何も知らない相手には有効だが、知っている相手にはまったく通用しない。くるくる回るのが好きな男である。ルクスを守れる強い男になろうとしてならった格闘技だが、守るというよりはルクスの起こす揉め事の尻ぬぐいをするために利用されるのがほとんどである。しかし本人はそんな振り回される生活が気に入っているようだ。ルクスのボディガードとしてリビアまで付いて行くが、よく考えれば若い男女が外国へ二人旅である。気持ちを打ち明ける絶好のチャンスだが、アルクにそんな度胸はないのであった。10年以上もこんな関係であるから想像以上に情けない男なのかもしれない。彼もまたヴォルフと同じようにリューシ―に巻き込まれてSSからのお尋ねものになってしまう。

北アフリカのごたごたの後、半ば脅迫に近いソフィアの強引なスカウトによってヴァチカンの武装神父隊に参加。事実上ソフィアの部下となる。書類上は「カトリック教会のボランティア」ということになっているのでFBIから睨まれることもなかった。実際はフェルナンデス家の圧力で不問になったことがホントのところ。武装神父隊を脱退後は合衆国に戻り、米陸軍に徴兵されてシチリア上陸、ノルマンディー、アルデンヌ、ベルリンと各地を転戦する。ベルリンに到着すると赤軍のロシア兵に強姦されている少女クララ・パンタブルグを救出、保護。彼女を病院へと送る。アルクは魔都と化したベルリンの惨状を見てこの戦争の正義に疑問を抱く。戦後、当時の欧州における連合国軍最高司令官ドワイド・D・アイゼンハワー将軍が提唱した「戦争犯罪と安全保障上の容疑者に関する中央登録本部    CROWCCASS    」に所属し、元ナチの戦争犯罪人を逮捕・保護の任務に当たる。アルクが担当したCROWCCASSのリストには「ヴォルフ・シュナイダー」「ソフィア・パンタブルグ」らの名があったが、ある時期を境にその名はリストから消え、彼らは公式には行方不明になった。数十年後、アメリカ陸軍対敵諜報部隊     CIC     の元隊員はこう語る。
「『何故ナチを使ったのだ』などと言いますが、それは馬鹿げた質問です。南ドイツで仕事をするのに、ナチなしではやっていけません。我々はアメリカ人なのです。ドイツ語はかなり喋れますが、食事の注文が終わらないうちに、もう私がアメリカ人だということはばれてしまう。我々よりドイツ語ができるのは一体誰なのです?最も組織されてしるのは誰なのです?共産主義に一番敵意を持っているのは誰なのです?元ナチじゃないですか。彼らを利用しないなんてまったくおかしい。我々は確かにナチを利用しました。しかし、イギリスも使ったし、フランスも、ソ連もナチを使ったのです」。

 「ソフィア先生の補習授業」では真面目で目立たないキャラだったが、「ソフィア先生の逆転裁判」では検察側として不動の地位を築く。別名かませ犬。韓国人並みの極右思想の持ち主で典型的な米国万歳ヤンキー。ゆえにフィクションと現実の違いに大きなショックを受ける。数少ない常識キャラだったが、アイコンがどんどん凶悪になっていき、逆転裁判では弁護側(+陪審員)の集中砲火を浴びて火病ファビョンをわずらったりするなど酷い扱いを受けている。つくづく不幸なキャラである。きっと原作でもルクスらに振り回されて不幸になるのだろう。使用拳銃はコルトM1911(大口径マンセー)。
名前の元ネタは「月姫」の教会ヴァチカンの殺し屋と、「キャプテン翼」に出てくるイタリアのキーパー。フェルナンデスという名前はスペイン系だそうだが、細かいことは気にしてはいけない。
フランス語で弓は「シエル」ではなく「アルク」と言うらしい。
イラストのモデルは「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲル。

 

 

 

 

 

 

 

 

●リューシアナッサ・アンピトリーテ CV:水谷優子

 通称リューシー。しかしリューシアナッサという名前は偽名。本名はリュシータ・トエル・ウル・ラピュタ。ウルはラピュタ語で「王」、トエルは「真」。彼女は正統なラピュタ王国の王女である。・・・と言ってみるテスト。本当の本名はナオミ・フェルナンデス。ナオミはヘブライ語で「幸運」の意味。ヘブライ語であるが、これが名前に使われるのはキリスト教・英語圏が多い。苗字のフェルナンデスはアルクと同じ一族。実はアルクとは親戚の関係に当たる。
 リビアに殖民した貿易商のイタリア人の父とインド人の母を持つハーフ。自称「仏教徒」であるが、気分とその場のノリで信仰する宗教がコロコロ変わる。とりあえずクリスマスは確実にキリスト教徒。よく言えば”寛容”、悪く言えば”いい加減”な宗教観の持ち主。まるで日本人のようだ(笑

 インドのイギリス系の学校で育ち英語が堪能。アラビア語も話せるが母国語は英語なのでアラブ人ではない(アラブ人は母国語がアラビア語の人のこと)。小さい頃は何不自由ない暮らしをしていたが母が病死、父が事故死して会社は倒産。肌が浅黒いため父系の親戚にたらい回しされた挙句、残った財産をすべて没収されてしまう。実はそのときにアルクとも面識があるが、北アフリカではリューシ―が名前を変えていたのでアルクは気付かなかった。結局、祖国リビアに戻るも家はすでに売却され、乞食同然の暮らしを余儀なくされる。しかし数ヶ国語を喋れる技能を駆使してたくましく生き伸び、現在はフリーのテロリスト(!)主に爆破工作を得意とし、イギリスが裏で手を引いているテロリスト養成キャンプで訓練を受けていた時期がある。そこでは「バグ・ナウ(虎の爪)」と呼ばれた暗殺者がいたが、”彼女”は組織を脱走し、追っ手を返り討ちにして現在は行方不明になっている。

 リューシ―の母方の家系は古代インドの魔人「アスラ」を封印する人身御供(人と交わった「神の子孫」ではなく、「神の入れ物」)であり、宿主が死ぬか娘を産むと「アスラ」は一族の中をランダムに輪廻転生する。輪廻転生する度に封印の力は薄くなるため、宿主の死は「アスラ」の復活を早めることになる。「アスラ」はインド・イラン系アーリア人の神話(古代インド神話)のエロヒーム イッシーム炎の神で、ヴァルハラの長「オーディン」がもっとも警戒した「巨人」の一人。

●アスラ
アスラは古代インド神話では「悪神アスラ」であるが古代ペルシャ(イラン)のゾロアスター(教祖の名前:ドイツ語読みツァラトゥストラ)教では「善神アフラ」である。これはインドとペルシャが争っていたため、自分たちの神を「善神」、相手の神を「悪神」にしたためだと思われる。ちなみに日本の仏教では「阿修羅」として知られており、なかなかメジャーな神様である。(元々の「アスラ」は魔人の総称のことで、特定の神を意味しないのだが、「疾風怒濤!!」世界ではこれが一つの神として成り立っていると考えてもらいたい)インダス文明にアーリア人が侵入すると、アーリア宗教とインダス宗教が融合してバラモン教ができた。このバラモンのヴェーダの風の王「ヴァーター」、バラモン教を改革したヒンドゥー教では西方の野蛮人の王「ゴーダン」は北欧神話の主神「オーディン」の別名「ヴォータン」「ウォータン」「ウォドン」。ようするにオーディンとアスラは敵対関係にあるわけで、オーディンの孫(ワーグナー設定)のジークフリートとアスラはやっぱり敵同士、とどのつまりノートゥングでアスラと戦うというのはお話として面白くないかい?

 ヴァルハラの神々との仁義なき戦いを求める「アスラ」は古代インド最大最強の神「インドラ(ゾロアスター教では悪神)」と対立、戦いを挑むも返り討ちにされ、人間の体の中に逃げる。そのときニーベルングの指輪の呪いは世界の神々の時代を終らせてしまった。指輪の呪いは「神々」と「人間」の世界を分けてしまっため、人間の世界では「神々」のものだった”失われた技法ラグナロク”、すなわち魔法は使えない。「疾風怒濤!!」世界の魔法とは何かしらの触媒を用いて、人ならざるものの力を借りる召喚術を指す。厳密に言えば「借りる」というよりは異世界とのチャンネルを開く技術である。魔法使い同士の戦いではお互いのチャンネル手段を何らかの方法で破壊して召喚術を妨害することがセオリーとなる(人間の力では神々そのものを倒すことはおろか傷付けることも難しい)リューシーの場合、体内に封印された「アスラ」のおかげで身体の内部自体が異世界とのチャンネルとなっているため、伝説に残る大魔法使い並みの召喚術が、限定された条件のもとであるが、使うことができる。飼っている「白蛇」のヒューバを触媒にして魔龍「バハムート」を召喚することができるが、龍殺しの魔剣「バルムンク」を召喚できるソフィアとはすこぶる愛称が悪い。

バハムート
「バハムート」とは聖書に登場する「ベヒモス(ヘブライ語で「獣たち」の意味)」のアラビア語名で、ユダヤ教ではメシア(救世主)のご馳走の材料にされる”家畜”である。姿は「お魚」、もしくは「カバ」、「像」。FFシリーズ(特にV、W、X)では竜王としてトップクラスの幻獣であるが、これでは威厳もあったものではない。「竜王」のイメージはスクウェアの創作であるが、「疾風怒濤!!」世界でも「竜王」という設定。細かいことは気にしてはいけない。
 この世の終わりになると陸の魔獣バハムートと海の魔獣リヴァイアサンの死闘がはじまる。結局、バハムートが勝利するが、結局両者ともメシアのご馳走になってしまう。ようするに闘鶏のチャボである。やっぱり威厳もあったものではない。

 イタリア製のメイド風な服を好み、上品な態度や外見、なにより優しい笑顔は見るものに安らぎを与える。が、そんな表面の姿とは裏腹に平気で嘘をついたり人を騙したりする。本人がそれを狙って猫をかぶっているので性質たちが悪い。基本的に自分以外の人間がどうなろうと知ったことではないという人格破綻者だが、それは幼少の頃からの辛い生活ゆえであろうか。純粋で優しい子どもだった自分を無理に否定しているフシがあるが、それに気付いてくれる人間が彼女の周りにはいなかった。そんなリューシ―とはまったく正反対の環境で育ったヴォルフに反感を抱きつつも、真っ直ぐに生きるヴォルフの姿に少しずつ惹かれていく。騙されたことを知った上でリューシ―を守るヴォルフ。リューシ―は、ヴォルフの姿に自分の感じているものが信頼と別の感情であることに気付くのだった。

 フリーのテロリストだけあって地中海を通じていろいろなところに顔が利き、軍・マフィア・教会ヴァチカンなどを顧客に密輸・情報屋・スパイ活動も行うこともある。それが原因で英独両陣営から狙われることになり、ヴォルフ達を巻き込んでしまうことになる。
「粘土で作った魔人像に毎日異教徒の生き血を振り掛けていくと、そのうち像が生命を持って、ユダヤ教以外の全てを滅ぼす怒りの魔人「ゴーレム」になるという信仰が古代ユダヤ教にあります。ただ本物を見るのはわたしも初めてです。でもなぜこんなところに。ここはローマの遺跡のはずなのに…」

 リューシーは補習授業シリーズでもっとも性格(設定も)の変化したキャラである。
ソフィア先生の補習授業ではまったく存在感のないキャラであったが、なんとかして個性を出そうと韓国ネタをさせたら、補習授業シリーズ最強のボケキャラとなってしまった。その強烈な毒電波は並みの版権キャラでは適わない。商業誌では(圧力がかかるので)絶対できないネタを連発するため、版権キャラと被ることもない。ある意味もっとも成功したオリジナルキャラである。最近ではそのボケに磨きがかかり、韓国ネタだけでなく共産主義ネタや2ちゃ○ねるネタを連発する。あまりの確信犯的なボケぶりにこいつが話し出すと話が前に進まず困ってしまう。インド人ではなく日焼けサロンで真っ黒になった在日ではないかとすら思えるくらいの電波である。この強烈なボケを受け止め、十分な突っ込みを入れられるキャラの候補としてはヴォルフ・ルクス・ソフィアがいるが、残念ながらこの女を止めるにはまったく力不足である。元々は「小公女セーラ」のセーラや「天空の城ラピュタ」のシータのようなお姫様キャラで、ヴォルフはそれを守るパズーのようなキャラだったはずだが、気が付けばフリーのテロリストだの、英軍のスパイだの、あげくのはてに破壊神「アスラ」が封印されている魔法使いだのと設定が凄いことになっていたりする。・・・。むぅ、どうやって収拾をつけよう…(汗)

リューシアナッサとは古代ギリシャの海の妖精、アムピトリーテとは海神ポセイドンの后の女神のことである。
…が、実は名前を考えるのが面倒だったのでロマンシング・サガ2(懐かしい…)の攻略本を見ながら適当につけただけだったりする。

イラストのモデルは「ダブル」の篠崎美紀。

 

 

 

●ソフィア・パンタブルグ CV:榊原良子

 武装SS大尉(Hauptsturmfuehrer [ハオプトシュトゥルムフューラー] )。普仏戦争以来の軍人の名門パンタブルグ家の次女(長女はティル)。ヴォルフと違い、正当な「フォン」の称号を持つ貴族ユンカーであるものの、パンタブルグ家が第一次大戦で反戦派にいたことなどから国防軍と馬が合わず武装SSが発足するとすぐに入隊。熱狂的なナチであるが、ヒトラーと同じくらいナチズムなんぞ信じてない”なんちゃってナチ”である。武装SSの4割が外国人だったり、その中にはインド人やらイスラム教徒やらアフリカの黒人までいたり、あげく書類を誤魔化してドイツ人になっているユダヤ人が数十万人もいたりする現状を突きつけられて「アーリア人第一主義」といわれてもまったく説得力がないからである。

 ソフィアはヴォルフの姉のような存在で、小さい頃はよく遊んでいた。二刀流の達人で銃の使えない狭い場所、それも足元が不安定でお互いがまともに動けないような場所での白兵戦闘こそ彼女の十八番である。”特殊な環境”では魔術が施された剣「ドラゴン・ターミネーター」を用い、”失われた技法ラグナロク”によって2mを超える巨大な龍殺しの魔剣「バルムンク」を召喚する媒体とする。召喚前はスピードと連続的な剣撃だが、召喚後は「Katzbalgerカッツバルガー」「Zwihanderツヴァイハンダー」のような一撃必殺の大技を用いる。これは使っている武器が違うためというもの大きい。ただしソフィアの召喚する「バルムンク」はドラゴン以外の相手にはほとんど効果がないという致命的な欠点がある。リューシ―を追跡するSS隊の現場指揮を取り、「バハムート」を召喚するリューシ―と交戦。圧倒的な強さでハバムートを撃退する。そのときヴォルフはリューシ―を助けるが、ソフィアはその行動をあえて見逃す。それは何が目的なのか…。リヴァイアサンの復活を阻止するためにバルムンクを振るうが、返り討ちにあって折られてしまう。しかしバルムンクの真の能力は折られた魔剣が鍛えなおされると以前よりも強くなることであり、ソフィアはヴォルフに「バルムンク」が成長した魔剣「ノートゥング」で邪竜リヴァイアサンを仕留めるように言う。ソフィアはヴォルフと共にバハムートの背中に乗り、召喚者アドルフ・ベンゼンを喰い殺して完全復活しようとするリヴァイアサンに空中戦(ドッグ・ファイト)を挑むのだった。

●グラム、バルムンク、ノートゥング
「グラム」「バルムンク」「ノートゥング」は北欧神話最大の英雄ジークフリートの剣。出展によって名前と設定がちょっと違う。TVとOVAと映画で設定が違うようなものかな?なお、アーサー王のエクスカリバーの元ネタでもある。

 ・グラムは北欧の勇者シグルト(ジークフリートの北欧風の名前)の剣。オーディンがさした木から引っこ抜いて自分の物にしたのはシグルトの親父のシグムントだけど、オーディンに折られて「鍛えなおされることがあればグラムと呼ばれる」と予言されているので、シグムント使用時には名前はない(ヴォルスンガ・サガ準拠)。

 ・バルムンクはドイツの英雄叙事詩の勇者ジークフリートの剣。小人族の宝の分配を仲裁するお礼としてジーフリトがもらったもの。グラムとは何の関係もない(ニーベルンゲンの歌準拠)

 ・ノートゥング、ワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」の勇者ジークフリートの剣。グラムをモデルにしているけど、オペラのためのより象徴的な意味がこめられている。

 普段はクールだが、ヴォルフの前では感情をあらわにする。しかし、ヴォルフを恋愛対象とは見てはおらず、せいぜい出来の悪い弟くらいしか思っていない。ジクルドという恋人がいたが、仕事でなかなか会えない間にイタリア娘に寝取られてしまい見事に撃沈。以来、極度の男性不信。ホントは寂しがり屋なのかもしれない。小さい頃は目の色が青かったが、”ある日”を境に赤眼となる。その理由は本人と一部の人間しか知らないらしい。パンタブルグ家の先祖には、ニーベルングの指輪の呪いから逃れるために人と交わった「人狼ヴェアヴォルフ」がいるという伝説があるが、それはあくまで伝説…ということになっている。
 北アフリカのごたごたの後は東部戦線に転戦し、Dday以降は西部戦線に転戦。カーン攻防戦にて片足を失う重症を負うが、村を襲う連合軍の戦車を叩き潰すために病院を脱走して奮戦。一時的にこれを撃退する。その後は戦闘に耐えられないとしてオーストリア・スイス国境付近のユダヤ人収容所に勤務することになる。戦後、ユダヤ人絶滅計画に携わっていたとして戦犯起訴されるが、裁判の前日に自殺。享年33歳の若さであった。しかし彼女の墓とされる墓地を掘り返したところ出てきたのは動物の骨(馬だと思われる)で人間の骨は存在しなかった。その他にもソフィアの死には不信な点が多いが詳細は不明。
 戦後、西側諸国によるナチ・ドイツの収容所の調査が進み、1975年、”ナチ・ハンター”・ジモン・ヴィーゼンタールは自著に「ドイツ国内に絶滅収容所はなかった」と書いた。21世紀現在、ソフィアが勤務したとされるスイス・オーストリア国境付近にユダヤ人絶滅収容所があったと唱える専門家はいない。

 補習授業シリーズではテッサ、ルリを押さえて堂々の主役。たぶん一番台詞の多いキャラ。「ソフィア先生の逆転裁判」においてはナチスの冤罪事件を扱う弁護人を務める。出番が多くなるたびに欠点だらけのキャラとなってしまったが、書いてる方は楽しいのでこれからも欠点は増えていくと思われる。通常、武装SSのキャラクターというのは純粋な武人であり反ナチが多いが、珍しくナチスを肯定する武装SSである。というか、普通はナチ=絶対悪だから当然かもしれないが、ドイツ空軍エースのハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐のようにヒトラー崇拝者の武人もいるのでこれはこれでよしとしておこう。

 最初は戦車部隊の指揮官だったのに、「FF」と「Fate./stay night」の影響で、今ではバハムートに乗ってリヴァイアサンと戦う竜騎士になってしまった。趣味100%全開である。そのうちグングニルを装備してジャンプするかもしれない。攻撃力2倍である(笑
 ソフィアは補習授業シリーズでもっともアイコンの変化したキャラである。伝説の同人ゲーム「月姫」のヒロインであるアルクェイドのデザインの影響を強く受けており、アイコンがリニューアルするにつれてどんどんアルクェイドに近づいている。真祖の姫君そのものになる日もそう遠くあるまい(アルクェイドと違って赤面の表情があるが…)。・・・と思われがちな偽アルクェイドのソフィアであるが、実は「月姫」よりも大きく影響を受けた作品があったりする。
 すでに廃刊となった「フラミンゴ」という雑誌に掲載された読み切り作品「戦場のマリア」(作者:黒犬干城)である。「戦場のマリア」を読めばわかるが、ソフィアは主人公マリアの設定をほとんどフルコピーしたようなキャラであった。これは、そもそもソフィアは表舞台に出る予定はなく、ヴォルフの回想シーンにゲスト出演する程度の扱いだったからである。とりあえずアイコンが描けたので補習授業シリーズの解説役として起用したのだが、書き出した途端に作者の想像を遥かに超える電波女になってしまい、もはや原型はまったく止めていない。まあこれはこれでいいとしよう。
恋人だったジクルトに調教されて、まともなセックスでは満足できない身体になってしまった。とりあえずそーいう設定で非常にマニアックなエロ小説でも書いてみる。どこに置いてあるかは秘密だよ☆探してもいいけどこの小説は“存在しない”ことになってるから見つけても表に出しちゃだめだよ★(ヒント:ファイル名は h01.html)

 


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